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昭和62年7月11日 佐藤政五郎先生の叙勲・出版を祝う会が開かれました。 その会で手に入ったもののようです。 この本は今品切れとなっており、地方離れの進む中、おそらく今後も増刷されることはないでしょう。 それだけにこの時期、残しておきたい、貴重な本となっております。 筋金入りの地元の言語学者でなければ編纂出来ない、心血を捧げた書物です。これを読めば 今は失われた、青森県の南部地方の人々の暮らしがそこかしこに 垣間見られるようで読み物としても大変 面白く、地元の人間にとっても新しい発見ができる内容です。おそらく学術的にも これだけの膨大な方言を集め、研究した研究書は今後なかなか出ることはないでしょう。 この分野に関心をお持ちの方はもちろんのこと、日頃、研究・研鑽されている方々には特におすすめしたい本だと思います。 〈筆者のあとがき から抜粋〉 静かに思いを馳せると 昭和4年 教員としての新任校 、五戸小学校からスタートした方言 採集は50有余年、 途中渡鮮のため 途切れたもの の 第2回目のスタート 白銀小学校 からでも41年、 物乞いのように言葉を村人から老人から町の往来 から まで、貰い、拾い、質(ただ)して今日に至った。 この書が、現在、 将来どんな役に立つのかもわからない。西村嘉先生の「100年経ったらいくらか分かってくれる人が出、若干の値打ち が…今は役立つとは思われないが、それでも残さねばならない」とのお言葉が身にしみて 忘れがたい。 また 今回、出版に際して 伊吉 書院社長 伊藤誠氏のご厚意に感謝申し上げると同時に、二度にわたって この厄介な 印刷をお受けくださった株式会社 社陵印刷に対して心からのお礼を申し上げたい。 昭和62年6月 佐藤 政五郎

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